キスフレ2nd Vol.21

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彼との思い出を懐かしく噛みしめていると、 「かっさらったんだ。カッコいいわねあんたの彼氏」 というレーナの冷やかしの声が響いた。 「いや私の彼がかっさらったわけじゃなくて、会社がですね。 かっさらったんであって私の彼が恨まれる理由はないと思います。たぶん」 とばっちりでわが彼氏まで恨まれたら、たまったもんじゃない。 これからの二人の愛の巣計画を壊す人間は排除したいものである。 「怨恨の線が固いかしら。 もしかして、 バビロンの関わった人間全員血祭りにあげるつもりなんじゃない?」 「なんて恐ろしいことを....」
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