キスフレ2nd Vol.21

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「訴えてほしいです! 何としても探し出して真実を言ってほしいです! 私と彼の未来のためにも!」 力強く言うと、成宮さんは、クスリと笑った。 「そうだね。 未来の花婿の会社が問題のある会社だと困るよね」 「あ、、いやその、仕事は大事カナと思いまして」 言った後に、 相手の会社のネーミングで男を選んでいる女子の発言に思えてならなかった。 どんな職業でも、 どんな会社にいようと関係ないとは、今更撤回しづらい。 なんとも腹黒い女子っぷりを、ご披露してしまった。 「こんな手の込んだ告発をしてくるのだから、 バビロンのライバル会社の仕掛けや、相当な恨みを抱えていた可能性ありそうだね。 だったらなおのこと、見つけ出せたとしても真実を喋ってくれる保証はない」 「訴えても、無駄なんですか?」
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