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「訴えてほしいです!
何としても探し出して真実を言ってほしいです!
私と彼の未来のためにも!」
力強く言うと、成宮さんは、クスリと笑った。
「そうだね。
未来の花婿の会社が問題のある会社だと困るよね」
「あ、、いやその、仕事は大事カナと思いまして」
言った後に、
相手の会社のネーミングで男を選んでいる女子の発言に思えてならなかった。
どんな職業でも、
どんな会社にいようと関係ないとは、今更撤回しづらい。
なんとも腹黒い女子っぷりを、ご披露してしまった。
「こんな手の込んだ告発をしてくるのだから、
バビロンのライバル会社の仕掛けや、相当な恨みを抱えていた可能性ありそうだね。
だったらなおのこと、見つけ出せたとしても真実を喋ってくれる保証はない」
「訴えても、無駄なんですか?」
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