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そしてそして!!
高校一年生になりました!((わーパチパチパチ!!
私の名前は榊原栞奈。
南ヶ丘高校にバレーボールをすることが目的で入学しました!!
しかも、中学の時に見た凄いセッターの先輩いるかもじゃん?
いたらトス、教えてもらいたいなーなんて思っちゃったりもして。笑
〝ドンッッ!!〟
浮かれてたら誰かにぶつかっちゃった....
「いったー!」
「いってぇ....」
あれっ...?この人って...
「ぶつかってしまってすいません!もしかして男子バレーボール部の『梅澤奏先輩』ですか!?」
「そうだけど。お前誰?」
そうだよ!先輩が私の事知ってるわけないじゃん!!
「えと....実は私、中2の時バレーの県大会見に行ってて...」
「あー!思い出した!!お前、あの時の!!」
あれ...!?私先輩と話したっけ....
「私先輩とお話ししましたっけ?」
「いや?でも階段であんなこけ方してたらなぁ。笑」
階段.....こけ....
「そういえばあの時先輩大笑いしてましたよね!?」
「そりゃああんなこけ方してたらね笑」
ニヤニヤしてるしっっっ!!
「.....記憶から抹消して下さいっっっ!!」
「どーしよっかな～♪」
ドSだ....この人ドSだよ。
「んで何?俺の追っかけ?」
は?何でこんな奴の....じゃなくて!!
「...っ違いますっ!」
「じゃあ何?」
「実は私、バレーボールをやっていてセッターなんです。それで先輩のトスが凄かったんでもしよければ教えてもらえないかな?って思ってたんです。」
「......だけど俺、本気でバレーやってる奴じゃないと教えないから。」
奏先輩は「わるいな。」といい私から遠ざかっていく。
憧れの人にあと少しで手が届くかもしれないのに自分からなんてあきらめられるわけないじゃん!!
「まっ待ってくださっ、へブッ」
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