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クラスに帰ってから、クラスメイトに
「榊原さんいいなー。うらやましい。」
と言われたり、睨まれたりとされていた。
あのドS野郎!!
お前のせいで安定した楽しいスクールライフが一瞬で崩れ去ったではないか!
「でもいいなぁー栞奈。あの生徒会長とお近づきになれるなんて。」
「瑠愛(るあ)までそれ言う?しかもよくないよ。あんなドSのパシリだなんて!」
「え?もしかして知り合いなの?」
「あー...実はさ...」
今日あったことを親友の櫻井瑠愛に話そうとしたらスマホが鳴る。
先輩から...?
『放課後生徒会室集合な!
あと周りに俺の悪口とか言いふらすとどうなるか...入試1位だった栞奈チャンならわかるよな?』
あの人は超能力でも持ってんの!?
それともエスパー!?ってどっちも一緒か。笑
もしかして周りにいるのかな?
周りを見渡しながら返信していると、
「実は...何?ってか何きょろきょろしてるの?」
「いや...何もない。」
ラインで注意されたらさすがの私も言えないよ...
「何~?そこまでいったら教えてよ!気になんじゃん。」
「それがさ...先輩からラインで注意されちゃって...すまん!!」
小声で言った。
なぜなら、今でさえ女子が怖いのに先輩のラインを知ってると知られたら....
うん。やばいよね。
「えっ!?先輩のライン知ってんの?いいなー!」
状況を察してくれたのか小声で返してくれた。
本当に感謝だよ。
というか、それほど先輩のラインって知ってると嬉しいものなのか?
「私は嬉しくない」
「なんでー!先輩、かっこいいし優しそうだし、その上生徒会長なんて最高じゃん!!」
どこがいいんだろ?
本当にあいつって外面だけはいいよな。
ある意味尊敬するわ...ww
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