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「うるさいぞ蒼、それにいつも1人で起きてるだろう…」
「ありゃそうだったっけか、ははは悪い悪い」
蒼は悪いと思っていないような謝罪を口にして笑っていた
「お前、悪いと思ってないだろう……。なんかニヤニヤしてるし気持ち悪いぞ…」
俺は蒼に言った
「ガビーン。気持ち悪いだと……」
「ガビーンって口で言う奴初めて見た…」
俺はただただあきれまた、面白い奴だと見ていた
「だろ。こんなの見れるの俺といれるお前だけだぜ」
蒼はなぜだかそんなことを自慢気にしていた
「そろそろ行こうぜ」
俺はそう言い、学校へ行くように蒼に促した
蒼は左手首に着けている腕時計を見ると蒼白したような顔をした
「やばい、走らないと遅刻するぞ」
「マジかよ……朝からハード過ぎるぜ」
2人は朝から全力疾走で走って向かって行った
付けっ放しにされていたTVではニュースが流れていた
『次のニュースです。神奈川県相模原市でテロリストが潜伏しているとの情報が入りました。相模原市在住の方はくれぐれもご注意するようにお願いします』
そんなことが流れていたが、俺はまだ知る由もなかった
学校に着いた俺たちは息を切らしていた
「ハァハァ……なんとか…間に合った…。蒼…大丈夫か…?」
「ああ大丈夫だ。ははは遅刻するかと思ったな…」
俺は息を切らしてゼェゼェしていたのに対し、蒼は余裕そうに答えた
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