第1章

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残された桜の木々とゴミ袋。そして私。  そういえば、一人でゴミ拾いをしだしてから彼女に合うようになったんだっけ。  一か所に寄せられたゴミ袋の山を一瞥し、よし、と積み込み作業を始めようと僕は腕をまくった。  耳元をかすめた桜の花びらが、「がんばれ」とささやいた気がした。
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