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零「………」
だが、零に当たる直前で鞭は止まった。
「なッ!」
太った男は驚きを隠せない。
「クッ、クソォッ!」
太った男が鞭を回収しようと引っ張るが、鞭は空中に留まったままだった。
ソラ(あれは……、魔素)
零「攻撃はな、こうするんだよ」
零は太った男に一瞬で近付き、回し蹴りを放つ。
「グヘェッ!」
その攻撃は太った男の腹に命中して、奥の建物まで吹っ飛んだ。
零「……ふぅ」
ソラ「ふぅ、じゃない!」
零「は?」
ソラ「ほら、早く逃げるよ!」
ソラは零を引きずって、その場から逃げ出した。
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