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ソラ「ハァ、ハァ、ハァ……」
ある高層ビルの前に立ち止まって、肩で息をする。
零「なぜ逃げる?」
ソラ「そりゃ逃げるよ! 捕まったらどうするのさ?!」
零「……さぁ」
零は首を傾げる。
ソラ「さぁ、じゃないよ、もう。 ……ほら、ここに僕の母さんがいるから、入るよ」
二人は、目の前の高層ビルの中に入っていく。
零「ここは……」
ソラ「ギルドだよ」
ソラは迷う事なく、歩いていく。
ソラ「こっちだよ」
零は、そんなソラの後を付いていき、エレベーターに乗って最上階まで上がる。
エレベーターが開くと少し歩き、両開きのドアの前でソラが立ち止まる。
ソラ「………」
そのドアをソラがノックすると、中から声がした。
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