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「入れ」
その声に従うように、零はソラと一緒に中に入る。
ソラ「母さん、連れてきたよ」
紙の束が置かれている机と睨み合う女性にソラが話し掛けた。
「そいつが……」
ソラ「うん、この子が零君」
机から顔を上げて、零を見る。 その女性は、緑色の長い髪を後ろに纏めていた。
「………」
切れ長の目が品定めするようにじっと零を見つめた後、結論を出す。
「いいぞ、学校に交渉してみよう」
ソラ「ホント?! やったね、零君」
ソラは自分の事のように喜ぶ。
「入学の手続きはこちらでしておく。 いいな?」
零「あぁ」
「なら、もう用はない。 帰っていいぞ」
そして、二人は部屋を出た。
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