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???「あ、もう起きたんだ」
入ってきたのは黒髪の少年で、左のこめかみだけ緑色に染まっていて、一つに束ねられていた。
目に前髪が掛かり、根暗な雰囲気を感じた。
零「お前は……」
ソラ「僕は、〈希辛 ソラ〉。 ソラ、って呼んで」
ソラは自己紹介をしながら、持っていたお盆を机の上に置く。
ソラ「それより、傷は大丈夫?」
零「あぁ」
ソラ「そっか」
零「ここは、どこだ?」
ソラ「僕の家だよ」
零「違う、場所を聞いてる」
ソラ「場所は、サンブック国の《ナズレ村》だよ」
零「そうか、分かった。 助けてくれて、ありがとう」
そう言って、零はベッドから出ようとする。
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