解決案

3/14
前へ
/1408ページ
次へ
???「あ、もう起きたんだ」 入ってきたのは黒髪の少年で、左のこめかみだけ緑色に染まっていて、一つに束ねられていた。 目に前髪が掛かり、根暗な雰囲気を感じた。 零「お前は……」 ソラ「僕は、〈希辛 ソラ〉。 ソラ、って呼んで」 ソラは自己紹介をしながら、持っていたお盆を机の上に置く。 ソラ「それより、傷は大丈夫?」 零「あぁ」 ソラ「そっか」 零「ここは、どこだ?」 ソラ「僕の家だよ」 零「違う、場所を聞いてる」 ソラ「場所は、サンブック国の《ナズレ村》だよ」 零「そうか、分かった。 助けてくれて、ありがとう」 そう言って、零はベッドから出ようとする。
/1408ページ

最初のコメントを投稿しよう!

14人が本棚に入れています
本棚に追加