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翌日
零が負っていた全身の切り傷は完治したが、お腹の刺し傷は今だ治らずにいた。
ソラ「どう、傷の方は?」
零「腹がまだ治ってない」
ソラ「そっか。 ……そういえば、話したよ、零君のこと」
零「何て言ってた?」
ソラ「『考えておく』、って言ってたよ」
零「そうなのか? 急な話だから、断られると思ってたが……」
ソラ「何回かは断られたよ。 でも、零君を会わせることを条件に、なんとか入学を考えてもらえたんだ」
零「そうか、感謝する。 ありがとう」
ソラ「いえいえ……」
ソラは少し、照れ臭そうにしていた。
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