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また、翌日
零のお腹の傷は完治していた。
ソラ「それじゃあ、母さんに会いに行こう」
ということで、ソラは零を連れて、サンブック国の中心街に来ていた。
中心街は、近未来のような建物と古い建物が共存する違和感のある街だ。
道中、零は痛ましい場面を目にする。
「早く歩けぇ!」
パァアンッ
「ッ、ごめんなさい……」
高級品を身につけている太った男が、鞭で人を叩いていたのだ。
叩かれている人には、足首に足枷が嵌められており、重そうな鉄球と鎖で繋がれていた。
その人をよく見ると、頭の上辺りに動物のような耳が付いていて、腰には尻尾のような物も付いている。
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