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そんな高橋さんをよそに抱き着かれるとか以前に誰かから触れられるって経験がなかった僕には高橋さんのギューって聞こえるほどの抱き着きはすごい緊張というかどうすればいいか分からなくなる。
普通の人達もこんなことされたら緊張とかするのかな・・。
「あ、あの高橋さん・・!」
「んー?」
僕の焦った声で顔を上げた高橋さんは僕の顔を見て驚いている。
「ハナくん、顔真っ赤」
って言ってまたかわいい!とかはしゃいでる。
周りの人達と一緒に。
というか顔が赤くなるのは仕方ないと思う。
「ハナくんって母性本能くすぐるのよね。
キュートボーイだわ、お姉さんキュンってしちゃった」
「そ、そうですか。
高橋さんのお役に立てたようでよかったです・・」
はははと笑うしかできない僕に高橋さんはまた頭を撫でて穏やかな顔で笑った。
なんか今日ずごい撫でられてるよな。
一応男なんだけど・・。
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