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「いやぁ、それはまずいよ。
景二さんのカメラ、1台ン十万する高価なものだろ?
そんなのを修学旅行に持って行って、万が一壊したりしたら……。」
「ってか、普通のデジカメでいいじゃない?
何でまた、いきなり写真に目覚めちゃった訳?」
ずっと気になっていた。
ここ数ヶ月の間で、翔琉は唐突に写真を撮り始めたのだ。
これまでは特に目立った趣味はなく、休日も家で読書をしている姿を見るくらいだったのに。
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