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お母さんが入院してから、まだ幼かった私が1人にならないよう、お父さんは鎌塚家の離れに住む事を決めたはず。
本来であれば、おばあちゃんがお嫁に行った紫藤の筋を頼るのが当然。
だけどお父さんは、私が翔琉によく懐いている姿を見て、彼の傍に私を置いていったのだ。
1人で暮らす事にはもう慣れた。
中学生の頃からいつも1人ぼっち。
仕事だからしょうがないってわかってはいるけど、やっぱり時々、離れ離れの家族を思い寂しく感じる事がある。
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