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紅蓮は普段、猫程の大きさに化け俺の後を何処に行くにもついて来る
「連太郎、おはよう」
「おはよう」
「お前、朝から暗いぞ?」
コイツはクラスメートの牧田 聡
中学まで俺は東京で暮らしていた
父親から引き離され、祖父の家で……
「もうすぐ満開だな」
牧田の言葉に見上げると、桜の花が咲き始めていた
「そう…だな」
マズイ…
「どうした?連太郎?」
ドサッ…
「え!ちょっ連太郎!連太郎!」
俺は、人には見えないモノが見える
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