第1章 禁断の香り
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「難しくないですよ、最近の子は」 翌朝は早くから 登校時の挨拶当番だ。 「だって考えてもごらんなさい。僕らの若い頃はさあ……」 「はあ……」 並んで立つ生活指導の丸山は 朝っぱらからキンキンした甲高い声で持論を展開する。
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