第1章 禁断の香り

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「あれ?綾戸(あやと)先生はいくつだっけ?」 「僕は……今年27です」 「ああ、そ。じゃ、僕らの世代とはだいぶ違うよね」 「ですね」 「だから、僕らの若い頃はさ――」 50前のおっさんが ぺらぺらぺらぺら。 生徒じゃなくても 寝不足の朝にこういうタイプはうざい。
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