第1章

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贅沢なんだと思う 幸せが何なのかを定義するのは置いておく 人が「幸せ」を感じると、一体どうなるのだろうか 水が器に溜まっていくように、積み重なるのだろうか それとも、ザルをすり抜けるように、流れていくのだろうか 体感としては、後者で その都度その都度供給しなければ私は「幸せ」でいられないのだと思う 連続的であればどんなによかっただろう 断片的でなければどんなによかっただろう 求めて、また求めて 対象を他人にして、この思いで相手は潰れてしまわないだろうか 供給元がなくなったとき、私は次の供給元を探すことが出来るだろうか 贅沢なんだと思う
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