第2章

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 「神田さんと志田さんに遭遇して色々話してたら忘れちまったんだって。最初マジで死ぬかと思ったんだからな。」  ちょっとくらい弁解させて欲しいぜ。  「えっ!?シンちゃんよく生きてたな!?いや、実はもう死んでんのか!?足ついてるか!?」  顔面蒼白で俺の体をベタベタと触り、生きてるか確認してくる。  つか男に触られても嬉しくねぇから!  イラッとしたが…まぁ本人に会ってなかったら、俺も似たようなことしただろうから許してやる。  「うちのツートップ相手にケガ一つ無いとかお前どんだけ強いんだよ…」  「誤解すんなって。ホントに話しただけだ。あの二人に勝つ上に無傷なヤツなんかいねぇだろ。」  さすがに晩飯食わして貰った話はして良いかわからんから黙っておく。  「今年の一年の最強を絞めておこうと思ったらしいけど俺に敵意が無いからって何事もなく話せた。」  「んで俺にそのこと報告するために学校行こうと思ったワケ?シンちゃんが優しすぎて全俺が泣いた!」  何だ?全俺って。  お前は一人しかいねぇだろうが。   バカだな…
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