第2章

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 「そ~でしょ~。ココすっごくいい気持ちだから気に入ってるんだぁ~」  へ!?  来るはずのない返事にびっくりしてキョロキョロ辺りを確認するけど人の姿は見当たらない。  だけどこの声…こののんびりした話し方…  昨日聞いたばっかりだし!  「神田さん!?」  「ピンポーン!だぁいせいかぁい!さてここで問題です!俺はどこにいるでしょ~か?」  どこって…  屋上入り口のドアの横に梯子があるから登ってみたらやっぱりそこには神田さんが…  「神田さん…なにしてんすか…」  大の字に寝そべってた。  そして隣には膝掛け(?)を抱えた志田さんが体育座りで座ってた。  「朝田もおいでよ~。きもち~よ~?」  頭だけこっちを向いてにこにこしてる神田さん。  「やめとけ。風邪引く。」  なんだか縮こまってる志田さんがあいかわらずの無表情で忠告してくれた。  なんだこの状況。  
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