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【太郎、ディアマンテに着く】
某月某日、ディアマンテ国際空港。
｢はぁーっ、やっとついたぁ！｣
降り立った専用ラウンジ内で、リリーが大きく伸びをしながら叫ぶ。
長時間のフライトだったため、本来はディアマンテの外交官であるリアムがここぞとばかりにポジションパワーを行使し。
結果として、一般旅客機で言えばファーストクラス以上の設備を設けた政府専用機をチャーター出来たため旅路は快適そのもの。
そのため母国に帰ってきた実習生達の顔は一様に晴れやかだ。
ただ一人、日本からやって来た交換留学生、山田太郎を除いては―
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