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「山田君、落ち着いたかい?」
今の太郎の目には、顔を覗きこんで来たウィルセイとブラッドリーが、神々しい光を放つ至高の存在として映った。
「ありがとう、花ざかりのイケメン守護天使たち・・・」
「はぁ?何おかしな事口走ってるんだ、山田太郎。アタマ大丈夫か?」
ブラッドリーのツッコミに、太郎はようやく現実世界に返ってきた。
「ウィルセイさん、水ありがとうございます。おかげで生き返りました」
(生き返るというかメタモルフォーゼしてたけどな)
主人公×主人公の相乗効果でイケメン補正度2割増になっている太郎とウィルセイをブラッドリーは冷めた目で眺める。
そして先程から心の中にため続けていた小さな疑問を太郎にぶつけた。
「かなり快適なフライトだったと思うが、なんであんなゾンビ状態になってたんだ?」
「それはですねブラッドリーさん・・・」
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