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ピザが届いて6000円弱の金額を支払う
…………高くねーか?
「私が出すよ……」
千鶴が財布を持って玄関まで来るけど
本来なら注文した人が財布をだすもんだし……
立場的にも『姉』だろ?
払ってくれてもいいんじゃないのか?
……と、セコイことを考えてしまう
「あちち……
うわぁ~~ありがとーー!
チョー久しぶりの味
んまーーっ!」
『ありがとう』………って言った?
客という立場より
この場で
一番年下であるというだけで……
…………ゴチなんだ
「あの家だと
ピザなんか頼めないからさ~~」
「「なんで?」」
素朴な疑問
ふたりでハモる
「頼んだら怒鳴られそうだもん
朝も作らなくて
昼はコンビニのオニギリだし
夜ピザ取ったら……ねぇ?」
確かに、その食生活は自慢できないな……
…………って、語る相手は
あの家には住んでないけど
千鶴は『小姑』だよ?
大丈夫なのかよ?
あんま、きつい言い方はやめた方がいいのに……
「……で?
初美さんの相談はなんなの?」
ほ~~ら……
千鶴がピリピリしてきた……
「だからね?
千鶴さんからお義母さんに
何気なく……
遠回しに……
私たちの生活に
干渉しないで欲しいことを
上手く伝えてほしいの……」
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