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「……ヅル……チヅル……千鶴……」 名前を呼ばれ ユサユサ……揺られ目を覚ます 「何?……ワッ……寒っ……」 タクミと接してる部分だけ温かくて それ以外はキンキン…… 「なんでフトンかけてないの?」 「だって私の胸で寝ちゃったから フトン掛けたら窒息しちゃうでしょ?」 「俺、いつ寝たんだ?」 「すぐだよ……いきなりだよ」 回想して………… 「あっ……やってない!!」 ……別に 明日でも……明後日でも…… 「大丈夫だから」 「………それじゃ、ダメなの」 ……と、再び元気になって 私に登ってきた 今、何時なの? カーテンの向こうは暗いよね 時計を見ようとしたら ガタン…… お約束……時計の向きを変えられた すごい瞬発力 「あの……ン……」 すぐさま唇で塞がれ 熱に包まれる タクミの指がアゴを掴み キスは どんどん深くなっていく 唇の隙間から 甘い吐息が漏れ 私の力を奪ったのを確認 唇は…… 頬から耳に向かい ビクッ……私が跳ねると アゴは掴んだまま 耳にわざと息をかけながら 「ここ弱いから…… ……もっと攻めて感じさせたい」 色っぽく言われる
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