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プッ…… 『はなさかじいさんを読んで』 なんで中3に? 書き出しはフツーだけど…… 『きっと弱味を握られてると思われる』 『お金を堀当てた時点で都心に引越すべき』 ハハハ……文章はクソ真面目なのに 言ってることがぶっ飛んで 本気の感情が入った感想文 3人の先生たちに回して 大爆笑で盛り上がる 「今日の内容が作文だったの…… 下のクラスの子には 入試本番は5分以内に 作文が書けるようにさせたいんだ」 たった1回の授業なのに 諦め半分の下のクラスを ひとりも見捨てないツル こんな姿を長年見てたから ツルのこと好きになるのは当前なんだ 宇田川さん以外は みんなツルと打ち解けて ……ここ数日間 昔の職員室そのままじゃん? 「宇田川先生、お土産ありがとう 今日は早く帰って休んでください」 やっと塾長が追い出しにかかるが 「私、元気ですから 飲みに行きましょうよ!」 はぁ~~ヤだなぁ…… ……ってのは まわりのみんなも思っていたらしい ビミョーに テンションが下がってる そして…… 「カンパーーーーーイ」 「「「カンパーーイ」」」 ……と、ひとりハイなのと他全員で乾杯
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