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「もちろん自信満々じゃないよ?
不安の方が大きい……
でも、頑張るから
千鶴のこと絶対に幸せにするから……
俺の勝負……
……見届けて欲しい」
千鶴は
俺の瞳から目を離さず
一字一句
黙って聞いてくれた
しばらく無言状態が続き
千鶴の唇が動いた
「約束して?
勤めて数年間
得たもの……
学んだこと……
ひとつもムダにしないでくれる?」
もっと欲張りな約束しとけよ……
「得たものはたくさんあるよ
それを余さず利用していくつもり
千鶴……
…………ありがとう……」
力が沸き上がる
全ては
…………俺次第
オシッ!
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