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スヤスヤって言葉がぴったりの寝顔を もっと見いたくて 「……………チ………ヅ………………ル……?」 目覚めて欲しくなくて 超……超……小声で起こす ギシ…… …………静かに腰を下ろし いつ襲われるかわかんねーのに…… 平然と寝ている無防備な寝顔に ……骨抜きにされ 襲うことが出来なくなる ふぅ~~…… こんなにも 信用されてるのが悔しい 悔しいけど………… …………それが、昔から俺の特権 らしくない 一旦、ドアまで戻り …………半身部屋に入れ 「ツーーールーーー起きろ!! 朝だぞーー!」 今、扉を開けたかの如く 新鮮にツルを起こすズル賢い俺 「え~~うそぉ~~まだ夜だよぉ?」 ……そろそろ朝焼けだよ 白み出した空が カーテンの隙間から見える ヨレヨレしながら スマホに手を伸ばすツル…… 「起きな……」 ベッドに飛び込みたい衝動を抑え ドアを閉め戻る ツル……? 俺…… 今日1日お前と一緒にいて ……我慢できるかどうか心配だよ 「うわぁ~~!!! ブタちゃんって いつもこんな豪華なの食べてンだぁ~~…… サラダにこんなに薄い玉ねぎとか…… スゴいね~~……」 「ま……まぁな……この程度ならフツーだろ?」 買ったサラダとは言えなくなった
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