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「まだ誰にも宣言してないンだろ?」 「まぁね……今さっき決めた事だし……」 「なら、それ……撤回すればいいじゃん? てか、なかったことにしろよ」 「なんで……ブタちゃんが命令……?」 パワーが戻ってきた 「わかんねーの?! わからないなら居残りだな わかるまで先生が付き合ってやるから 大丈夫だよ……」 泣いていたツルが プッ……と、笑う 「懐かしいセリフだね……」 ツルの涙を拭いてやる 「でも………… 2度あることは3度あるって諺があるし ブタちゃんまで失ったら悲しいもん」 石の上にも3年……って、諺もある クスッ…… 「手相見のおばちゃんに言われたンだろ? 忘れちゃ困るよ プロポーズ一番乗りは俺なんだから」 「もぉ……私、真面目に話してんだけど」 ギュ…… だって……自信あるもん…… 「ダメと言いながらも ツルは この手を離さないでいてくれたから……」 「…………?!」 慌てて、繋がった手を見て 真っ赤になる 「だから、俺も離せなくなった」
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