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俺はもう死んでいる。
正確には【らしい】。
考えたことはないだろうか。
自分はもう死んでいるのではないかと。
当の本人の自覚は無しに
自分は死んでいて
そのまま意識だけが
続いているのではないか、と。
周りは全てニセモノ。
自分の創り出した虚像なのではないのか、と。
まぁそんなことは無いのだが。
ふと、僕ハ考エル事ガアル。
まるで妄想捗る
多くの中学二年生が罹る病魔みたいに
俺は考えることがある。
よく物心がつくころ
なんて言い回しを耳にする。
一般的なその頃はいつなのかは
俺にはわからない。
少なくとも俺のその頃は
幼稚園児の時にはもう来ていた。
昔から俺は周りの目を
過剰に過敏に気にしていた。
本当に過剰に。
自分の事が嫌いになってしまうほどに。
小さい頃は大人の目。
常にいい子でいようとした。
幼いながらに周りの目に気を配り
常に気を遣っていた。
学生の頃は友達、教師の目。
身嗜みは常に異常なほど気にしていた。
悪口や陰口なんかが
全部自分の事に聞こえてしまうから。
時に真面目な優等生でいようとしたこともある。
教師のウケが良かったから。
そもそも俺には
友達、親友と呼べるほどの
深くお互いのことを理解しあっている
そんな関係の人間はいないのかもしれない。
いままで俺に全てをさらけ出す人なんて
そんな人間いなかったからかな。
まぁでも、そんなめんどくさいもの
いらないんだけど。
だけど時々たまに寂しくはなる。
どうしようもない虚無感。
空しくなる。
でもまぁ1人だけ、そんなやつがいたかもしれない。
記憶が曖昧で思い出せないけど。
本当にいたのかも曖昧だ。
まぁこんな全てがどうでもよくて
どうしようもなくて
考えるのも億劫になる
こんな世の中じゃ、
物、人、金、その他全て、全部が
なにもかもどうでもよくて
どうにでもなるんだしね。
全部
真面目に、真剣に
考えてる自分がバカみたいに思えてくるよね。
みんなはそう、思ワナイのかな?
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