響音甘美

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____________ 俺「…てなわけで最寄りの喫茶店に入った訳だけど…」 女「うん、ありがとう。」 俺「んで、聞きたいことって?」 女「うん、あのですね…」 俺「…」 女「…」 俯き無言になる女。 俺「…え?どうしました?」 少し難しい表現を浮かべ 彼女は口を開いた。 女「あの…私の目的から言いますね。私、貴方が欲しいんです。」 俺「え、うん。…は?」 彼女の表情は至って真面目。 冗談では…なさそうだけど。 どういうことだ…? 女「つまりですね。今の貴方の生活、人間関係、日常、家族、全て捨てて私と一緒に来てもらえませんか?」 俺「え?ちょっと待って?話が飛び過ぎてて全然脳が追いつかないんだけど…そもそもさ、君は何者?どこかであったことありましたっけ?」 一瞬彼女の表情が陰ったように見えた。 次の瞬間にはもう普通通りだった。 気のせいかな… 女「…ごめんなさい。急過ぎましたよね。お返事はすぐじゃなくても大丈夫です。まずお話でもしましょうか。」 俺「あ、はい。そうしてもらえると、助かります…。」 なんていうか… すっげー面倒くさいことになりそうな…
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