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俺「…てなわけで最寄りの喫茶店に入った訳だけど…」
女「うん、ありがとう。」
俺「んで、聞きたいことって?」
女「うん、あのですね…」
俺「…」
女「…」
俯き無言になる女。
俺「…え?どうしました?」
少し難しい表現を浮かべ
彼女は口を開いた。
女「あの…私の目的から言いますね。私、貴方が欲しいんです。」
俺「え、うん。…は?」
彼女の表情は至って真面目。
冗談では…なさそうだけど。
どういうことだ…?
女「つまりですね。今の貴方の生活、人間関係、日常、家族、全て捨てて私と一緒に来てもらえませんか?」
俺「え?ちょっと待って?話が飛び過ぎてて全然脳が追いつかないんだけど…そもそもさ、君は何者?どこかであったことありましたっけ?」
一瞬彼女の表情が陰ったように見えた。
次の瞬間にはもう普通通りだった。
気のせいかな…
女「…ごめんなさい。急過ぎましたよね。お返事はすぐじゃなくても大丈夫です。まずお話でもしましょうか。」
俺「あ、はい。そうしてもらえると、助かります…。」
なんていうか…
すっげー面倒くさいことになりそうな…
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