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「ちょ、呉さん……!」 久々に触られたことと、緊張と恥じらいで身体が硬直する。 ガチガチな私とは対照的に、クスクスと心底面白そうに笑っている呉さん。 私の背中に付いた呉さんのお腹が、呉さんが笑う度に揺れる。 その振動に、呉さんと私の距離感がいかに近いかを教えられたような気がして、私の顔はさらに熱くなった。 その時。 「……っ」 わき腹から駆け上がった感覚に、私は息を飲んだ。 「く、呉さん……っ!ちょ、それ、やめ……っ」 「美音。何欲しいか、言ってみ?」 「う、く……はぁ、っ、呉さんっ」 「美音は昔っから弱いね、わき腹」 息も絶え絶えになりながら、刺激を与え続ける呉さんの動きを止めようと必死になる。 「早く、何が欲しいか言わないと。止めないよ?……くすぐるの」
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