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「呉さん、ご飯!」
引き戸になっている俺の部屋のドアを勢いよく開けて、美音が飛び込んで来た。
そのままPCデスクの前に座る俺の膝の上にダイブしてくる。
「う、っ」
「呉さん、ご飯!」
「…はい」
あまりの衝撃に呻いた俺を完全に無視して笑顔で夕飯を知らせて来る美音に勝てず、しぶしぶ俺は立ち上がった。
「今日はね、カレーなんだよ。呉さんはカレー、好き?」
「うーん…まぁ、好きだけど」
「そっか!美音は好き!」
「はは、良かったね」
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