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『ありがとうございます』
『遅刻しそうだから、あと頼めるか』
『わかった』
『頼むぞ』
嵐に任せると太一は鞄を持って慌てて出掛けていった。
『……』
嵐は食器を持って洗い始めた。
『嵐さんは良いんですか?』
食事をしながら美緒が問いかけた。
嵐は食器を棚に置きながら『美緒さん、藤島高校に通ってるんだよね…俺、先生なんだ』と美緒を見た、美緒は驚いた。
『ちなみに親父は藤島高校の校長だ』
『ええ…』
美緒は再び驚いた。
『8時30分、遅刻だな』
嵐は美緒の鞄を持ち美緒の手首を掴むと椅子から立たせ家を出た、そして嵐は駐車所に止めている車に近づきドアを鍵で開けた。
『乗って』
嵐は美緒の鞄を後ろの席に乗せドアを閉めると運転席に乗った、美緒は助手席に乗りドアを閉めた。
『部活は写真部だろ』
嵐は運転をしながら言った。
『え?…』
美緒は嵐に目線を向けた、嵐は美緒が怯えるほどの言葉を口にした。
嵐は人気の無い道に車を止めた。
『どうしたんですか?、急がないと…』
『喫茶店で君を見たとき嬉しかったよ、君は知らないだろうけど生徒たちみんな君を手に入れようと頑張って君にアピールしてた…知らないだろ…俺もその1人だ』
『…俺…歩いていきます…』
ドアを開き助手席から出ようとする美緒の手首を嵐は掴みドアを閉めた、嵐は助手席を倒し美緒にまたがった。
『やめてください』
『やめられるわけないだろ、だって目の前に美しい人がいるんだ』
嵐はシートベルトで美緒の両手首を縛り唇を重ねた。
『…ん…』
唇が離れ誘うような顔をする美緒を見て嵐は『そんな顔、生徒たちに見せたら興奮してします…特にあいつは君を乱暴する』と言って美緒の制服を引き裂き体を重ねた。
『…ああ…嫌…』
嵐の愛撫に抵抗できない美緒は顔をそらしながら涙を流した。
『最高だよ、美緒君』
体を重ねながら嵐と美緒は同時で快楽に落ちた、嵐は運転席に座り荒れる呼吸を整えた。
『手、痛いよね』
嵐は美緒の両手首を縛っているシートベルトを外し助手席を起こした、涙を拭い怒りを感じた美緒は嵐の頬を叩いた。
無言のまま美緒は引き裂かれた服装で車からおり歩いていった。
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