プチイベ【カラクリ屋敷】

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その先がないように行き止まりになっている。 「行き止まり…ですねぇ。」 壁を見ながらただただ立ち止まる二人。 「まさか本当に閉じ込められたんじゃ」 「嫌ですねぇホント」 はははっと笑うも、これは本当にまずい状況だと目を細める。 と、そこに一羽の鳥が行き止まりの壁に書いてある木に止まる。その鳥の足には赤い何かが結びつけられていた。 その鳥はこちらを見たまま動かない。 「あの鳥何か足についてますね。」 二人が近寄るがやはりそこから動く気配はない。 「この赤いのを届けに来たんですかねぇ」 「そんな。これ壁ですよ」 しかし、もはや、この廊下から出るためにはこの赤い何かに頼る他なかった。 「どうやって外しましょうか」 「とりあえず…」 モブ夫は腰から短剣を一本出し 「切ってみますかぁ」 と言うと赤いそれに向かって壁に短剣を突き刺した。 「モブ夫さん!!!」
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