第4章 人見知り

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ちょうど その日の午後のこと。 「神尾恭一(かみおきょういち)と申します」 珍しく家にいる父を訪ねてきたのは 色白ですらりとした 物腰の柔らかい青年だった。 「神尾様と申されますとあの……」 「はい、神尾龍一郎の息子だとお伝え下さればお分かりになるかと」
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