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私の中に宿っていた呪われた命は、この世を去った。
でも、私の中にある真人を憎む気持ちは少しも消えることはなかった。
私は、坂上真人が憎い。
憎い! 憎い! 憎い! 憎い!
私はあの男を決して許してはいけない。
私はあの憎むべき相手に、復讐を!
私がそう思ったとき、私の頭の中に、R-GPS法が浮かんだ。
一生のうちに、一度だけ、憎むべき相手に合法的に復讐することができるあの法律。
そうだ、私はR申請をしてこよう。
憎むべき相手を決して許してはいけない。
あの憎むべき男に、私は罰を与えなくては……。
私が受けた以上の苦しみをあの男に……。
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