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オレはドアが開いていくのを怯えながら見ていた。
ついに狩りは始まったのだ。
リベンジャーたちは、オレを狙いにやってきた……。
開かれたドアの向こう側には、金属バットを手に持った金髪の男が立っていた。
金髪の男は、上からオレを見下ろし、オレに向かって、ボソリと言った。
「あんた、TGTの坂上真人だな?」
オレは金髪の男の言葉に、何も答えることができずに、震えながら、逃げることだけを考えていた。
「オレは倉田菜々子のフォロワー、菊地雄一だ。
お前は罪深い。
お前への憎しみは、今、ネットの中で炎上している。
さぁ、裁きのときだ。
ぶちのめしてやる」
雄一はそう言って、金属バットを振りかぶった。
そしてその金属バットを全力でオレヘと振り下ろした。
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