第1章

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木の近くに行き覗いてみる。 だか、中は真っ暗で何も見えない。 猫はその穴の中に飛び込む。 「えっ。ちょっと、キミ、何処行くつもりなの。って、お、おいっ」 猫は木の穴の中に入っていく。 「ったく、どこ行くつもりだよ」 そう言いながらもついていく。 すると不思議なことに木の穴の中は、パッと光り一瞬して、元の場所に戻っていた。 「あれ?」 辺りを見渡し、さっきと同じ風景が目の前に広がる。 少し違うところといえば古びた神社がまるで出来たばかりのように新しいこと、そして、寒く枯れていた木々に桜が咲いていること。 「どーなってんだ?」
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