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ふぅー、と溜息をつき歩き出す。
「そーいや、あの猫どこいったんだ?」
先程まで追いかけていた猫がいなくなっていた。
「まぁ、いっか。」
そう言いながら、再び歩きだす。
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「ねぇ、僕、そろそろ飽きたんですけど。ねぇ、はじめくん」
前を歩く青年に声をかける。
「総司、遊んでいるわけではないのだぞ。」
むすっとした表情で言う。
「わかってますって、けど、こうも何もないとつまんまいんですよ」
そう言い、ふと視界に映り込む。
「ねぇ、はじめくん。あれは一体なんでしょうかね。」
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