Episode2 痛み

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「っ」 あまりの驚きに声が出なかった。 一瞬で頭の中が真っ白になり、放心状態で“ソレ”を見つめる。 「お姉ちゃん、アレ……」 幼い少女の震えた言葉で正気に戻り、咄嗟に鈴はカナの目を手で塞いだ。 「見たらアカン!!」 既に見た後だとは解っていたが、反射的に出たのはこの言葉だけだった。 自分が見た“ソレ”が何なのかよく解っていないカナは ただ戸惑うだけだが、鈴は全身を震えさせ、必死に嘔吐感を抑える。
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