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ダダダダダダダダッ ガチャ バタン!!
全速力で寮の部屋まで逃げ帰った俺は、鍵をかけてドアの前でへたり込む。
「はぁ はぁ 恐いよ、キモイよ、スク水だよケツ毛だよ…」
なっ、なんだったんだありやぁ…?
全力で走った為、喉が死ぬほど乾いて俺は冷蔵庫をあけ_______
「ごばあぁぁぁあん!!!」
「ぎゃあああぁぁぁぁあ!!!??」
丁度俺の腰くらいの高さの一人暮らし用の冷蔵庫から『悔い改めよ』と言いながら、さっき公園で倒れていたスク水姿のおっさんが這い出てきた!
「なっ、何で家にいるんだよ!!!」
「ふふふ…ザ!世界仰天ミステリー」
あまりの事に床に蹴躓き部屋の隅まで一気に後退する俺を、くねくねと競歩をしながらおっさんが壁際まで追い詰める!
ヒィ!
ピチピチのスク水で締め上げられたお稲荷さんが、うりうりと俺の眼前にぃ!!
「うおおおおお!!!?」
余りのキモさに突き出した拳が、おっさんお稲荷さんにグニンと沈み吹っ飛ばす!
ぐにってした!
ぐにってした!
生あったけぇ! いやあああああああ!!!
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