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貰ったロックシードを取り出す。左側の開錠スイッチを押し込む。
『メロン!』
そんな音と共に頭上でクラックが丸を作るように出現する。空間がぺろんとなるように剥がれ、そこからメロンのようなパーツが出現した。
「変身」
短く告げたエノーラはメロンロックシードをベルトの窪み部分にセットし、掛金を閉じる。
『ロック・オン!』
瞬間、法螺貝のような音が森に響く。それはまるで、戦前の武士が己の鼓舞して士気を高めているようだ。
エノーラはブレード部分を握り、ロックシードを斬るように動かす。
するとメロンロックシードの果実を現す面、キャストパッドが展開される。
『ソイヤッ! メロンアームズ! 天、下、御、免!』
頭上にあったメロンの果実がエノーラの頭にすっぽりと挟まった。そして身体全身が白いスーツに包まれ、メロンが4方向に割れて鎧となった。
それは、白い戦士だ。左手にメロンがモチーフの巨大な盾を所持し、腰には刀のようなものを携えている。
アマードライダー斬月。恐らくはあの魔物に対抗出来るロックシードの戦士だ。
「本当に成功してますね」
自身の姿を眺めながら眺めながら腰に付いている無双セイバーを引き抜き構える
「やはり私の研究は間違っていなかった!」
後ろで興奮している戦極さんは放っておいて今は目の前の魔物に集中です
「シャッ!」
一直線に魔物に向かうが魔物はその鋭い爪でエノーラを切り裂こうと両手を振り下ろしてきた
「甘いです!」
ガキンッ!
右手に持っていたメロンディフェンダーで鋭い爪を防ぎ、そのまま魔物に接近し数回斬りつけた
「ガ、カアァァァァ!!」
「効いた?」
斬られた場所を押さえながら数歩下がりエノーラを睨み付けてきた
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