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訓練所に急いで向かうと訓練所の中には人影があった
その人影は暗闇でよく見えないが脚に着けている物からどう見ても軽騎士が使用する鎧の一部と判明した
「待っていたぞ、歪み子よ」
鎧を着た人物は前に出ると窓の月光によってその姿を表した。全身を覆う禍々しいフルプレートで両腰には2本の剣があった
「………貴女は?」
「我の名はセイバー、マスターの命令により貴殿を殺しに来た」
「お前は誰だ?」
「………これから死に行く者に名乗るのは愚問だ。それと貴様がそこの娘を庇うのなら貴様も切り捨てるぞ」
男から放たれる殺意に膝を着きそうになるが必死に耐え戦闘準備をした
「始める前に1つ質問良いですか?」
「何だ?」
「貴方はセイバーって名乗りましたけどこの前のバーサーカーも貴方の仲間ですか?」
「ふむ、あの大英勇を倒したのはやはり貴殿だったか、確かにバーサーカーは我の仲間と言えば仲間だ」
「そう………ですか」
「さて、下らない話しはここまでだ。これからはお互いの命を懸けた戦いの時間だ!」
「エノーラ!」
「私が援護しますから兄さんはセイバーを頼みます」
即座にレイジングを抜き戦闘体制に入った
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