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「だから講して君に謝らなきゃいけなかったんだ」
ルーさんの表情は悲痛の顔をしておりシノさんも同じだった
「別にルーさん達が謝らなきゃいけないわけないでしょ?」
「で、でも!」
「俺の人生は適当に生きて適当な場所で終わりそして輪廻転生で新しい別の俺になる位ですよ」
俺の言葉を聞きルーさんは何かを考えていた
「君は生に興味が無いのかい?」
「無いって言うより諦めちゃってるんですよ」
「諦めてる?」
「はい、俺の周りの奴等は揃って何かに夢を追い掛けてる奴等が居た」
「だけど俺は夢も特に無く何かをしたいと言うわけでもなくただただ無駄に生きていましたね」
思い返すように話しているとルーさんが何かを決めたような顔でこちらを見てきた
「十六夜君、異世界に行ってみないかい?」
「異世界にですか?」
「ああ、どうだい?」
「うーん」
考えてみたもう一度やり直してこのコミュ症を治してみたいと
「まあ、行ってみたいですね」
「本当かい!?」
俺の言葉に目を輝かせているルーさん
「え、ええ」
「良かった!!なら、今から君が行く世界の話をするね!!」
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