おまけ

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***** 「サチ・・・体の具合はどう?」 「大丈夫ですよ。ツカサくんがいてくれるし。」 「うん。」 大きなお腹に頬ずりをしながら、隣のベッドで眠っているハナにチラッと視線を向けた。 誰に似たのか分からないが、ハナは一度眠ったら、ちょっとやそっとじゃ起きる事がない。 「フフッ。」 オレの頭を優しく撫でながら、サチがニッコリと笑った。 「ツカサくん、何だか赤ちゃんみたい。」 「だって、この時間にならないと、サチを独り占め出来ないだろ?」 オレは、サチを抱き寄せながら、彼女の耳元にそっと唇を落とした。 母親になってからというもの、昼間のサチは、すっかりハナに占領されてしまっているし・・・ だから、ハナが寝た後の短い時間が、オレに与えられた唯一の至福の時・・・というわけだ。 それが分かっているからだろうか? サチも毎晩、存分にオレを甘やかしてくれる。
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