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「非があった…ねぇ…」
「さっき確認した所、ドラゴンの肉の情報源はナターシャの居る魔法学院からだそうよ」
「ん~~…どっかのクソガキがこの騒動?の発端かよ」
クレインだったら中々賢いから口の堅い友達にしか言わなさそうだし…
なにより他人に広めるって事をしないと思う。
広めたら個体数の少ないドラゴンが狩られて更に少なくなる、って事ぐらいは分かるだろ。
あー…でもまだ子供だしなぁ、口止めしなかった俺らにも…
……だから私『達』にも非があるって事ね。
チッ、ソレは俺も入れての事なのか?
そもそも俺が解体しなきゃ……いや、ソコまで行くとただの加害妄想になる、考えるの止めよ。
「で?ソレが分かったからどうする?俺と一緒にドラゴンハンター的な奴らでもぶっ殺しに行くか?」
「それ、良いアイディアだね!」
「ドラゴンの生態保護活動とか言えば国から補助金でもせしめれそうだな」
「あー…凄く楽しそうだけど、私は研究が…はぁ…今回はパスだよぉ…」
ショコラだけかなり残念そうに落ち込んだ様子で手を挙げる。
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