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だがソレも慣れたモノよ。
俺は童貞ではあるが初心ではない。
特に動揺もしないさ。
「えへへ…口にしちゃった」
ショコラは口を離すと悪戯っ子のように笑った。
「俺のホッペはココか?実は異形な顔なのか俺は?人間的で平凡だと思ってるのは俺だけか?」
いきなり?の出来事に研究所の庭は一瞬凍りつく。
正確に言うと凍りついたのは庭ではなく雰囲気だが。
そんな中俺はため息を吐きながらショコラに問う。
「今ちゃんと口って言ったじゃん」
「お前…最初ホッペにって言ってたじゃねえか」
「間違えたんだよ、細かいなぁ…別にどこでもいいでしょ?」
いやいや、ホッペと言う部位を出したんだから…どこでもいいってワケじゃないだろ。
「はぁ…分かったよ、あたしゃどうせアッシー君ですよ」
色々と精神的に面倒になった俺は二回目のため息を吐いて研究所の中に入る。
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