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…俺の言いたい事から大分ズレた。
つまりその圧倒的な戦闘経験を生かした戦いをすればいい。
罠を仕掛けるとか不意を突くとか。
いくら強くても所詮は人間。
毒を食えば死ぬし、濃硫酸を被っても死ぬ。
殺す方法など腐るほど…いくらでもある。
たとえかの有名な円卓の騎士のトップ、現アーサーの称号を与えられた野郎でもな!
この世の中において最強など存在しない。
なぜなら最強の定義が曖昧だからだよ。
いくら才能に溢れ力が強く戦いに無敗でも、食事に毒を混ぜようもんならガキでもホームレスでもだれでも殺せる。
事実、英雄と呼ばれた奴らの最後は基本的に謀られて死んでいく。
まあ目立てば目立つほど死に近づくという事だよね。
その7歳でドラゴンを殺した?19歳も俺の前ではただの人間。
さて、どうやって殺してやろうか…
「じゃ、また今度ね」
アンノウンボックスの手前で辺りに誰もいない事を確認して手を振っているショコラを影移動させた。
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