ドラゴンを守る会(笑)

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「あ、やべ…タレが切れた」 『創造主、焦げる…』 「おっと…ありがとな」 タレを作る作業を追加したら他が疎かになってしまった。 アニーが言ってくれなかったら確実に焦がしてたな。 『それにしても…創造主の動きには無駄無く素晴らしいわね』 「料理も戦いも似たようなモンだからな、料理を極めたおかげで戦いも楽になったよ」 逆に戦いの技術が上がったおかげで料理の方にも無駄な動きとかが減って技術も上がったんだけど。 俺の戦いの真骨頂は、無駄とも思える技術でもとりあえず身につけてたらいつの間にか戦いに活きてるって事。 料理のスキルも紅茶やコーヒーを淹れるスキルも鍛冶のスキルも掃除や洗い物のスキルも全て戦いに活かせる。 それらの技術を上げようと努力してると思わぬ身体の動かし方や使い方を発見して、動きのムダが減ったりするんだよね。 世の中ムダなスキルなんて一つも無い。とは言い切れないけど… なんでも努力すりゃ思わぬ発見をして思わぬ所で活きてくる…って感じかな。
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